Champions League for Quake

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    当時Champions League for Quake(略してCLQ)というウェブサイトがあり、Quake系やその他Quake類似のゲーム鯖に数秒ないし数十秒おきにアクセスして、プレイヤーとそのスコアを統計データとして蓄積し、個人やクランごとの成績やランキングを出せるようになっていました。週に100分オンラインで遊んでいるとそのプレイヤーまたはクランの週ごと、ゲームごとの勝率や順位が表示されます。私は連休などで遊べる時間が特に多いときで週900分程度でしたが、メンバーの中には学生でもないのに週1500分を幾度も記録する剛の者がいました。我がリーダーはここに目を付けて、週に100分以上遊ぶメンバーが少ないとICQでハッパをかけてきました。またクランのQ2CTFでの順位に一喜一憂し、トップに近くなるとこれまたハッパです。一時XMIは全世界のQ2CTFクラン中5位をマークしたこともあります(私なども個人で400位に入ったりしました)が、これには後述するように少々ワケがあります。

    しかしこのCLQや鯖ごとのスコアランキングがCTFゲームをどれだけ駄目にしたか測り知れません。これらの出現前は二つのチームに人数の差があったとき気付いた人が"look at teams"とか"someone switch"とか促せば誰かがチームを替わって均衡を保ち、片方にLPBが多ければ、誰かが言って一人にチームを替わってもらうなどしました。それが個人のハイスコアが鯖に残ったり個人やクランのスコアがCLQに集計されるようになってからは、見るからに両チームの人数も力も偏ったようなゲームが増えました。鯖のランキングに何週間も残るようなスコアにはフェアなゲームで得たものはほとんどなかったろうと思います。中にはプレイヤーのいない時間に数人が片方のチームに入ってキャプチャーしまくったようなスコアもあったかも知れません。

    私がXMIに入ったのはQuake2の次のQuake3:Arenaが出て半年もたった頃で、5位になったのはさらに一年3ヵ月もたってからです。いくらQ3CTFにグラップリングフック*1の無いのがCTFerに不評だといってもかなりプレイヤーは減ったころです。それに、その頃はリーダーや私など一部のメンバーはMatchModというモッドを使ったRailWarZ CTFという型式のゲームをもっぱら遊んでいました。

*1:grappling hook: 先端に金具の付いたワイヤーのようなものを打ち出す武器。マップ内をすばやく移動し、またそれ無しでは到達できない地点に行ったり、壁や天井に自身を固定したりできる。